エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.545
2017.02.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
付属のIntel「600p」シリーズには、カーボン調のシートが貼り付けられたオリジナルヒートシンク「M.2 COOLING」を搭載。基板には2本のネジで固定され、簡単に取り外しできる |
Intel「600p」シリーズの256GBモデルが付属する「Z270GT9」。SSDにはオリジナルヒートシンク「M.2 COOLING」が標準装備され、発熱によるサーマルスロットリングを解消し、安定したパフォーマンスが発揮できるという。そこで、その効果を確認するため「CrystalDiskMark 5.2.0」による高負荷テストを実施。温度と転送速度の違いをチェックしてみることにした。
「M.2 COOLING」なし | |
「M.2 COOLING」あり | |
「CrystalDiskMark 5.2.1」:「M.2 COOLING」なし | 「CrystalDiskMark 5.2.1」:「M.2 COOLING」あり |
「M.2 COOLING」非搭載時のサーモグラフィー結果 | 「M.2 COOLING」搭載時のサーモグラフィー結果 |
厚さ約4mm(実測)の肉厚アルミニウムプレートを採用する「M.2 COOLING」。サーモグラフィーの結果を見るとヒートシンク全体で効率的に放熱が行われ、テスト中の最高温度は70℃→45℃へと25℃低下。「CrystalDiskMark 5.2.0」ではサーマルスロットリングが解消され、シーケンシャル読込は1254MB/sec→1,443MB/secに改善した。さらにグラフを確認すると「M.2 COOLING」なしの場合は、9回の計測中の後半に大きくスコアが低下するのに対して、搭載時はスコアの落ち込みはまったくなし。高負荷状態が長時間続く場合でも安定したパフォーマンスが発揮できるようになる。