各種ベンチマークでBIOSTAR「A68N-5745」の実力を検証

今回はIn Win「Chopin」に「A68N-5745」を組み込みPCを構築。電源ユニットには標準装備の80PLUS BRONZE認証の150Wモデルを使用した

画像による確認が一段落したところで、ここからはBIOSTAR「A68N-5745」をベースにPCを構築。各種ベンチマークを使い気になるパフォーマンスを検証していこう。PCケースは、In Win製Mini-ITXケース「Chopin」を使用し、メモリはDDR3-1333MHz 16GB、ストレージには2.5インチSATA3.0（6Gbps） SSDを採用。また比較対象として、Skylake世代のローエンド「Celeron G3900T」を用意した。なおテスト環境の詳細については、以下の「テスト機材構成表」を参照頂きたい。

TurboCore機能を搭載する「A10-5745」、シングルコア処理時は最高2,90GHz、マルチコア処理時は最高2.60GHzまでCPUコアクロックが上昇する
Radeon HD 8610Gのコアクロックは、212MHz～626MHzの間で変動する

「CINEBENCH R15」でCPUコア性能をチェック

まずは3Dレンダリングベンチマーク「CINEBENCH R15」を使い、CPUコアの性能をチェックしていこう。ローエンドのデスクトップCPUにどれだけ迫ることができるのだろうか。

CINEBENCH R15（cb）

「A68N-5745」のCPUコア性能は、シングルコアで「Celeron G3900T」の約6割、4コアで有利なはずのマルチコアでも8割弱までしか上がらず後塵を拝する結果。とは言え、OSの起動やフォルダの開閉、Webブラウジングではもたつくことはなく、比較的ライトな作業であれば不満を感じることはないだろう。