エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.549
2017.03.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、「AIDA64 Extreme Edition」が搭載するシステムテスト「System Stability Test」で負荷をかけ、電源の挙動がどう変わるかをチェックする。すべての項目にチェックを入れて最大レベルの負荷がかかるように設定、30分間の動作検証を行った。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
消費電力最大373Wで動作していた「System Stability Test」においても、先ほどの「OCCT」と傾向はまったく同じ。+12/+5V/+5V Standbyの電圧値はまったく変動がなく、+3.3Vのみわずかに変動が確認できた。もちろんこの数値も最大値とほぼ変わらず、定格を下回る気配もなし。長時間に渡り負荷をかけた場合も、まったく揺るがない理想的なテスト結果となった。
そして次には、3Dベンチマークの定番テスト「3DMark」を動作させる。4K環境を想定した「Fire Strike Ultra Stress Test」を選択し、負荷テスト中の挙動をチェックしてみよう。なお、消費電力は最大296Wだった。
「3DMark:Fire Strike Ultra Stress Test」による各電圧の変化 | |
「3DMark:Fire Strike Ultra Stress Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
もはやほぼコメントする必要がないかもしれない。先ほどのテストと同様に、+12/+5V/+5V Standbyでまったく変動なし。+3.3Vでわずかに変動があったものの、最大/平均値の差はわずかに0.002Vだ。どのような環境でもほとんどブレがなく安定しており、およそ電源ユニットとして理想的な特性を示している。