電池切れ寸前のiPhone 7はどの程度で回復する？

はたして「AiPower」ポートを備えた「PB-N42」は、どの程度のスピードで端末を充電してくれるのだろうか。今回は、容量5％とバッテリー切れ寸前になった「iPhone 7」を2.1A出力ポートに接続し、その充電にかかる時間を計測してみることにした。なお、計測にはiOS対応のバッテリーアプリ「NK Battery」を使用している。

iPhone 7の充電状況（グラフ）
iPhone 7の充電状況（履歴）

接続機器に最適な充電を行うという触れ込みの「PB-N42」。接続直後から急速にバッテリーが回復し、なんと約30分で50％に到達した。さらに約1時間で80％の充電が完了、ここまでくればモバイルバッテリーから外してしまっても大丈夫だろう。出先の忙しいタイミングでも、わずかな時間でバッテリー切れから回復させてくれる、頼もしいパフォーマンスだ。

なお、90％前後から充電速度が著しく鈍っているのは、満充電近くなると電流を減少させる定電流・定電圧（CC-CV）充電を行っているため。過充電を防ぐための仕様なので、基本は80％を目安に接続を解除してしまおう。

申し分ない充電性能と容量、携帯性を備えた格安バッテリー

現実的に毎日持ち歩くなら、サイズや重さは妥協できないポイント。大容量ながら、「PB-N42」はその要素をバッチリ満たしてくれる

ポケットサイズで10,000mAhを内蔵する「PB-N42」は、日々持ち歩くモバイルバッテリーとして実に頼りになるモデルだ。大きさはほぼ折りたたみのサイフ程度しかなく、ペットボトルや整髪料よりも、はるかにカバン内の収まりがいい。容量もiPhoneなら優に3回分以上を充電できる余裕があり、うっかり本体の充電を忘れても、数日は問題なく使い続けられそうだ。iPhoneを約1時間でほぼ完全に回復させる充電速度も申し分なく、これが実売2,000円とは安い。10,000mAh級のモデルを検討するなら、ぜひ選択肢に加えておこう。

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