勤続年数6年
大阪が本家なので、私もアキバに来るまでずっと大阪で働いてました。それまではテレアポの仕事をやってたんですが、そこが潰れたんで転職したというワケ。アキバに来て、そろそろ4年くらいになりますかね。(店員Y氏)
勤続年数10年
もう私も昔のNPBならFA宣言できるくらい働いたワケですね(笑)。大阪時代に近隣の中古ショップから、多少キナ臭い雰囲気を感じてウチに移ってきたんです。その古巣は、もうなくなってしまいましたね・・・。(店員O氏)
勤続年数半年
アキバで働き始めて、もうそろそろ5年くらいになりますね。ここに来る前は量販店のMacコーナーで働いていました。そこはちょっと残業がヤバかったので(笑)、今のところに移ってきたというワケです。(店員S氏)
勤続年数4年
ここに来る前に2年くらいメイドさんをやっていて、アキバで働き出したのはそれからですね。紹介されて今のお店で働くことになったんですけど、それまでスマホにもPCにもまったく興味はありませんでした(笑)。(店員N氏)
勤続年数8年
ウチで働く前は、もう今はなくなったメディア専門店に10年くらいいましたね。今やすっかり光学メディアの時代は過去になりましたけど。入った頃はBlu-rayのメディアが出始めたあたりで、やたらと高かった記憶があります。(店員O氏)
勤続年数6年
ここに来る前は、地元の新潟に戻って工場で2~3年ほど働いていました。確かディーゼルエンジンの部品を作っていたハズです。また東京で暮らすことになって、友人の紹介でウチに。当時はまだオリジナルの商材も少なかったなぁ。(店員O氏)
勤続年数1年半
以前は輸入雑貨やガジェットの商品開発とかバイヤーをやっていて、それが7年くらいでしょうか。それを足すと、アキバ界隈でのお仕事も10年以上になります。今のお店でも、似たようなアイテムを扱っていますね。(店員Y氏)
勤続年数6年
昔は池袋とかでアパレルの仕事をしてたんですが、一度訳あって地元の岩手に戻ったんですよ。そこで震災に遭遇しまして、人生観がガラッと変わりました。またゼロから東京でやってやろうと、こうして戻ってきたワケです。(店員H氏)
勤続年数2年
もともとは兄と一緒にコンビニのオーナーをやっていたんですが、ひょんなことから別な仕事をやってみたくなったんです。そこで普段から趣味で休日に通っていたアキバで働こうと、それがココに入ったキッカケですね。(店員H氏)
ベテラン多し。この街で働き続ける“アキバの住人”も
新年度を控えているこの時期。この春より新しい職場で社会人としての第一歩が始まるという人も多いだろう。そんな中、今回のエルミタ的リサーチでは「勤続年数」を取り上げた。今では転職も珍しい時代ではなくなったが、実際に秋葉原のショップで働く人はどうなのだろうか。
やはり専門性の高い知識が要求されるためか、5年以上勤務している比較的キャリアの長いスタッフが多く見られる傾向。パーツ系スタッフに多いのが、自作の趣味が高じて今の仕事を選んだという人で、常に最新パーツに接する事ができる職場環境に満足しているという声は多い。中には、20年以上というベテランも14人確認できた。
余談だが、メーカーや代理店へ転職していく人が多いのも特徴。特にショップとの関わりが強い代理店には、元パーツショップ出身という経歴の持ち主は珍しくない。
その一方で、まったく知識がない状態からスタートしている例も。新卒で入社した人や、通っていた学校が秋葉原に近かったという理由で、今の職場を選んだパターンだ。働くうちに、自作PCやモバイルの世界にハマっていく人も多くみられた。
もうひとつ傾向として多かったのが、アキバの街やカルチャーが好きという人。業種は違えど、ずっとアキバで働き続けているという人は少なくない。中には、元メイドさんやアニメ関連のショップから転職したという人も。それ以外の転職組もまた、冒頭でも触れたように、SEや販売業、コック、動物園の飼育係、警察官までと多種多様だ。これからアキバで働こうと考えている人も参考にしてはいかがだろうか。
調査実施日:2017年2月~3月上旬
調査対象店舗
パソコンショップアーク、あきばお~零、イオシス アキバ中央通店、イオシス アキバ中央通ヨコ店、イオシス アキバ路地裏店、イケショップ秋葉原店、オリオスペック、、サンコーレアモノショップ秋葉原総本店、Jan-gle秋葉原本店、Jan-gle3号店、ソフマップ秋葉原リユース総合館、ツクモパソコン本店、ツクモDOS/Vパソコン館、TSUKUMO eX.、東映無線ラジオデパート店、テクノハウス東映、東映ランド、ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUYMORE店、ビートオン 秋葉原店、万世商会、レアモノショップ