エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.553
2017.03.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
スペックの確認をしたところで、ここからは画像を中心により詳細な検証を進めていこう。まずはCPUソケット周りから。ミドルレンジクラスに位置づけられる「H270 TOMAHAWK ARCTIC DETONATOR EDITION」(以降:「H270 TOMAHAWK ARCTIC」)だが、電源回路はハイエンドに匹敵するデジタル制御の10フェーズ回路を搭載。さらにメタル製の大型MOSFET用ヒートシンクや、「ミリタリークラス5」準拠の「DARK CAP」「DARK CHOKE」など高効率・低発熱なコンポーネントを実装することで、安定性と信頼性を高めている。
基板カラーに合わせて、珍しいホワイトのCPUソケットカバーが付属。またMOSFETにはサンドブラッシュ仕上げのメタル製ヒートシンクを搭載する | |
電源回路はCPUソケット左側に6フェーズ、上側に4フェーズの計10フェーズ | |
CPUに必要な電力を正確に供給するデジタルPWMコントローラUPI「uP9508Q」 | メタル製のヒートシンクはそれぞれ2本のネジで基板に固定されている |
チップセットはIntel 200シリーズのミドルレンジIntel H270を採用。オーバークロックとCPUのPCI-Express3.0レーン分割には非対応となるが、SATA3.0(6Gbps)は6ポート、USBはUSB3.0×8、USB2.0×6の計14ポートを備え、拡張性は十分。「Intel Optane Memory」にも対応するため、HDDをベースにしたシステムでも今後飛躍的にストレージ性能を引き上げることができるようになる。
チップセットにはヘアライン加工のドレスアッププレートを備えたメタル製ヒートシンクを実装。サイズは実測W50×L85mm | |
Intel 200シリーズミドルレンジのIntel H270。TDPは6Wで、PCI-Express3.0は20レーンを備える | |
チップセットヒートシンクには、起動時に淡く発光する白色LEDを内蔵 |