エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.554
2017.03.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Thermaltake「Toughpower Grand RGB 750W Gold Full Modular」 市場想定売価(予価)税抜14,980円(4月中旬発売予定) 製品情報(Thermaltake) |
今回の主役となるのは、Thermaltakeから新たに登場する80PLUS GOLD認証電源の「Toughpower Grand RGB Gold」シリーズだ。リアルタイム監視やファンコン、RGBライティング制御といった、盛りだくさんの機能が特長だった「Toughpower DPS G RGB Gold」シリーズの新バリエーションで、価格を抑えたコストパフォーマンスモデル。各種外部監視・制御のスマート機能が省略され、ライティング機能は背面スイッチでモードを切り替えるタイプに変更された。他メーカーにはないRGB機能はしっかりカバーしつつ、全体的にシンプルな電源ユニットとして再設計されたイメージだ。
コストパフォーマンスモデルながら、特許取得のRGBファンによるRGBイルミネーションに対応。カラーやモードは背面スイッチで切り替える仕様だ |
コストを抑えたアナログ設計の電源ユニットで、ケーブルはすべてを着脱式としたフルモジュラー仕様。冷却機構は、特許を取得した256色イルミネーション対応のLEDリング搭載140mmファン「Riing 14 RGB」が内蔵されている。また、イマドキの電源ユニットでは定番となったセミファンレス機能「Smart Zero Fan」を搭載。負荷20%以下でファンの回転を停止する機能で、RGBイルミネーションと同様に背面スイッチでON/OFFすることができる。ファンの回転を止めたくないというユーザーに対しても、しっかり配慮されているというワケだ。
そのほか、コンデンサにはすべて日本製の105℃品が採用されるなど、耐久性にも最大限に配慮。リップルノイズを30mV以下、負荷レギュレーションにおける電圧変動幅は2%以内に抑えられ、優れた信頼性を発揮する。各種保護機能を完備し、MTBFは120,000時間。製品保証は、同クラスでは異例の10年保証が提供される。
なお、シリーズの容量ラインナップは650W/750W/850Wの3モデル。今回のレビューでは、株式会社アスク(本社:東京都千代田区)より真ん中の750Wモデル「TPG-750AH3FSG-R」を借り受け、検証を行っていくことにした。
RGB対応モデルであることがひと目で分かる、「Toughpower Grand RGB Gold」のパッケージ。低ノイズ設計や日本製コンデンサの採用、フルモジュラーなどの主だった仕様が列挙されている |