エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.554
2017.03.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
非常に洗練された内部構造が印象的だった「Toughpower Grand RGB Gold」。実際に動作させた際の安定性はどうだろうか |
意外なまでに整った内部構造に感心しつつ、ここからは実際に「Toughpower Grand RGB Gold」をマシンに組み込み、実動テストを行っていく。CPUにはKaby Lake世代のハイエンドCPU Core i7-7700を用意。さらにマザーボードは、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社よりZ270チップ搭載のパフォーマンスモデル「Z270 GAMING PRO CARBON」、グラフィックスカードにGTX 1080「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」をそれぞれ借り受け、テストに使用している。その他の環境については以下を参照のこと。
まず最初は、定番のストレステストである「OCCT 4.4.2」を使用した負荷テストを実行する。CPUとGPUの両方に最高レベルの負荷をかける「PowerSupplyTest」を30分間動作させ、フルロード時の挙動を確かめてみよう。
「OCCT 4.4.2:PowerSupplyTest」による各電圧の変化 | |
「OCCT 4.4.2:PowerSupplyTest」による各電圧の最大/最小/平均値 |
ひとまず+12/+5V/+3.3Vいずれの数値においても、定格割れなしに安定して動作している点に注目。波形も非常にフラットで、変動幅がきわめて少なく抑えられている。CPUやグラフィックス、ストレージに電源を供給する上で重要な+12系統は、最大/平均の差がわずか0.088V。出力の特性は一貫している。