エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.557
2017.04.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Team「CARDEA」シリーズ480GBモデル「TM8FP2480G0C110」 実勢価格税抜39,000円前後(2017年4月現在) 製品情報(Team)(株式会社アスク) |
Teamブランド初のNVMe M.2 SSDとして、今年3月より国内販売が開始された「CARDIA」シリーズ。ゲーミング向け「T-FORCE」シリーズに属する製品で、M.2 SSDでは最大級となる特許取得の「大型アルミニウムヒートシンク」と「高熱伝導サーマルパッド」を組み合わせることで、コントローラやNANDフラッシュの熱を効率よく冷却。サーマルスロットリングを抑え、長時間高負荷が続く環境でも常に安定したパフォーマンスを発揮できるという。
「高熱伝導サーマルパッド」で、コントローラやNANDフラッシュの熱を「大型アルミニウムヒートシンク」に素早く移動。特許取得の独自ヒートシンクにより、優れた冷却性能を発揮する |
容量は240GB、480GBの2モデル展開だが、現在国内で販売されているのは480GBのみ。インターフェイスはもちろん帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0(x4)で、フォームファクタは標準的なM.2 2280に対応。ただし全高は12.9mmと高さがあるため、ノートPCやNUCなどの小型PCでの使用は難しい。基本的にはデスクトップPC専用となる点には注意が必要だ。
M.2 SSDでは間違いなく最大級のヒートシンクを搭載。基本的にデスクトップPC専用となるが、その分冷却性能には期待がかかる |
公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する480GBモデル「TM8FP2480G0C110」では、シーケンシャル読込2,650MB/sec、書込1,450MB/sec、ランダム読込180,000 IOPS、書込150,000 IOPSで、コンシューマ向けNVMe SSDの中ではトップクラスの性能。またガーベッジコレクションやTRIMコマンド、独自ウェアレベリング機能、ECC(Error Correction Code)機能など、近頃のSSDに求められる機能はすべて網羅されている。
SSD本体がデザインの一部に組み込まれたシンプルなパッケージ |
外形寸法はW23.4×D80.1×H12.9mm、重量45g。書込耐性は670TBW、MTBFは200万時間で、製品には3年保証が提供される。
「CrystalDiskInfo 7.0.5」の結果。転送モードはPCI-Express3.0(x4)で、NVMe 1.2をサポートする |