エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.557
2017.04.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
大型ヒートシンクを搭載するTeam「CARDEA」シリーズ。高さがあるため、今回は最下段にあるM.2スロットに実装した |
ここからは各種ベンチマークテストにより、Team「CARDEA」シリーズの性能をチェックしていこう。テストプラットフォームはLGA1151で、CPU性能がボトルネックにならないようKaby Lakeの最上位Core i7-7700Kを用意。また使用したベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」「CrystalDiskMark 5.2.1」「HD Tune Pro 5.60」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類。PCの起動はドライバ、ベンチマークソフトをインストールしたシステム用SSDから行っている。なお検証機材の詳細は以下の「テスト機材構成表」を参照頂きたい。
まずは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」を使い、基本性能とシーケンシャルアクセスの圧縮率による影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークを確認すると、読込は2,400MB/sec弱で公称値まであと一歩、スコアも684ポイントで良好な結果。一方、書込は特にランダムアクセスが足を引っ張り、スコアは71ポイントと低調だ。ただし、これはこれまでもいくつかのNVMe SSDで見られた現象。ベンチマークとの相性と考えていいだろう。また「Compression-Benchmark」では、読込は2,400MB/sec前後でほぼ安定しているものの、書込は圧縮率が上がるに従ってスコアが上昇し、圧縮率の影響があるようだ。