エルミタ的「編集部で使ってみた」
2017.04.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ファスト「ST-M2PCE4X」 市場想定売価税込2,980円前後(発売中) |
変換カードタイプのM.2 SSD冷却アイテムでは、久しぶりの新作となる「ST-M2PCE4X」。初期状態ではロープロファイルブラケットが装着されている |
今回検証するファスト「ST-M2PCE4X」は、PCI-Express変換カードタイプのM.2 SSD冷却アイテム。製造を手掛けるのは中国Sintecで、ロープロファイルサイズの変換基板に、専用パッシブヒートシンクを組み合わせることで、発熱の大きいNVMe M.2 SSDを効率よく冷却。これによりサーマルスロットリングによる速度低下を解消し、常に安定したパフォーマンスを発揮することができるという。
NVMe M.2 SSDから発生する熱は、熱伝導シートを経由してヒートシンクに素早く移動・冷却される |
エルミタでは、これまで同様の冷却アイテムとしてaqua computer「kryoM.2」と玄人志向「M.2F-PCIE」の詳細レビューをお届けしているが、今回取り上げる「ST-M2PCE4X」は最もコンパクト。さらに価格も税込2,980円前後と変換カードタイプでは手頃かつ、入手性も良いことから、比較的手軽に導入することができる。
搭載可能なフォームファクタはM.2 2280まで。またSATA3.0接続のSSDには非対応 |
外形寸法は、W52×D112×H8mm、対応フォームファクタはM.2 2230/2242/2260/2280で、インターフェイスはPCI-Expressのみ。製品には変換基板の他、フルハイトブラケット、冷却用ヒートシンク、サーマルパッド、取り付け用ネジが付属。なお製品保証は1ヶ月間とやや短いため、購入したら早めに動作確認をしておこう。
茶箱の簡易パッケージ。表面には製品保証書のシールが貼り付けられていた |