エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.562
2017.05.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
GIGABYTE「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreme Edition 11G」 (型番:GV-N108TAORUS X-11GD) 市場想定売価税抜106,000円前後(2017年3月発売) 製品情報(GIGABYTE) |
NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti初のオリジナルモデルとして登場したGIGABYTE「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreme Edition 11G」(以下「AORUS 1080Ti Xe」)は、「AORUS」シリーズに属するハイエンドゲーミングモデル。冷却には3スロットを占有する大型オリジナルVGAクーラー「WINDFORCE STACK 3X」を搭載。3基の100mm口径ファンや、放熱面積を最大化したヒートシンク、大型の銅製ベースプレートを組み合わせることで、リファレンスクーラーを遥かに上回る静音性と冷却性能を発揮する。
基板裏面にも放熱をサポートするオリジナルバックプレートを実装。GPUコア部分には冷却をサポートする銅製ベースプレートを搭載する |
またGPUは「GPU Gauntlet Sorting」に基づく高効率チップを採用し、基板もGIGABYTE独自設計の完全オリジナル仕様。電源はリファレンス(7フェーズ)の2倍にあたる12+2フェーズ回路を備え、「TITAN X-Grade」の固体コンデンサとチョークコイルを搭載する。
さらに補助電源コネクタは8+6pinから8pin×2へと強化され、PCI-Express3.0(x16)スロットと合わせて最高375Wまでの電力供給に対応。定格運用はもちろん、(保証対象外ながら)極限のオーバークロックを狙うニーズにも十分応える事ができるはずだ。
GPUには「GPU Gauntlet Sorting」により厳選した高効率チップを採用 | クラス最高峰となる12+2フェーズの電源回路を搭載。実装コンポーネントにもこだわることで電源供給能力をさらに高めた |
動作クロックは標準状態(GAMINGモード)で、ベースクロック1,607MHz(リファレンス1,480MHz)、ブーストクロック1,721MHz(同1,582MHz)、メモリクロックは11,232MHz(同11,010MHz)にチューニング済み。メモリバス幅は352bitで、GDDR5X 11GBのビデオメモリを搭載する。さらに謹製ユーティリティ「AORUS Graphics Engine」で「OCモード」を選択すれば、それぞれ1,632MHz/1,746MHz/11,448MHzに引き上げることができ、オリジナルGeForce GTX 1080 Tiの中でも屈指の高クロック動作が可能だ。
GIGABYTEでは、「AORUS 1080Ti Xe」の他、クロックダウンモデルとなる「AORUS GeForce GTX 1080 Ti 11G」(左)と、ホワイトカラーの3連ファンを実装する「GeForce GTX 1080 Ti Gaming OC 11G」(右)の3モデルをラインナップする |
またVGAクーラーとバックプレートには、1,680万色カラーに対応するRGBライティング機能「RGB Fusion」を搭載。GIGABYTE製マザーボードとの組み合わせなら、ライティング機能の連携にも対応し、PCケース内のドレスアップを効果的に行うことができる。
“鷹”がモチーフの「AORUS」ロゴが大きくデザインされたパッケージ。ハイエンドモデルらしくサイズは実測で405×235×90mmとかなり大柄だ |