エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.562
2017.05.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて、3スロットを占有する大型クーラー「WINDFORCE STACK 3X」の実力をチェックしていこう。検証は「Fire Strike“Ultra”」実行時の最大値を高負荷時、10分間何もせず放置した際の最低値をアイドル時に設定。温度とファンの回転数計測には「GPU-Z 1.20.0」を使用した。
GPU温度計測(℃) | |
ファン回転数計測(rpm) | |
騒音値計測(dBA) |
アイドル時の回転数はもちろん0rpm、温度も42℃で安定しており、ファンレス動作でも冷却性能に問題なし。また高負荷時でもGPU温度は70℃前後、ファンの回転数も50%前後の1,500rpmまでしか上がらず、かなり余力を残している。またファンのノイズは最高で41.1dBAを計測。バラック状態ではノイズが聞こえてくるものの、PCケースに入れてしまえば十分抑え込むことができるレベルだ。
高負荷時のサーモグラフィ結果。バックプレートの銅製ベースプレート部分は、CPUクーラーの風を受け効率的に冷却されているため、周辺よりやや温度が低い |
次に各モードの消費電力の違いを確認していこう。こちらも測定は「Fire Strike“Ultra”」実行時の最大値を高負荷時、10分間何もせず放置した際の最低値をアイドル時に設定。“Wattup Pro”を使用して消費電力を計測している。
消費電力計測(W) |
アイドル時は50W前後、高負荷時は370W前後でほぼ横並び。GPUの温度やファンの回転数にもほとんど変化がないことから、基本的には最も高パフォーマンスな「OCモード」での利用をオススメする。