エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.563
2017.05.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ベンチマークテストの第1弾は、3Dベンチマークの定番ソフト「3DMark」。ハイエンドGPUのGeForce GTX 1070搭載モデルのため、計測プリセットは「Fire Strike“Extreme”」と「Fire Strike“Ultra”」を選択。さらにDirectX 12に対応する「Time Spy」による計測も行っている。
3DMark |
WQHD解像度の(2,560×1,440ドット)の「Fire Strike“Extreme”」と「Time Spy」では、どちらも30fpsを上回る優秀なスコアをマーク。4K解像度の「Fire Strike“Ultra”」でも30fpsに迫る結果となり、十分なポテンシャルを示している。2~4Kクラスの高解像度環境であっても、重量級ゲームが快適に動作してくれそうだ。
続いては、実際のゲームプレイにおけるパフォーマンスを大作FPSタイトル「バトルフィールド1」でチェックする。グラフィックスのクオリティは“最高”を選択、超解像技術の「Dynamic Super Resolution(DSR)」を有効化し、3,840×2,400ドットの環境で「キャンペーン:鋼鉄の嵐(BREAK OF DAWN)」をプレイ。そのフレームレートを「Fraps」で計測した。
バトルフィールド1 |
かなり強力な負荷がかかる4K解像度環境ながら、Min FPSでも30fpsに迫る勢いと健闘している。プレイ中の動作もきわめて滑らかで、十分に快適プレイの水準を満たしている。テストの際は、手軽なfps計測の手段である「Fraps」を動作させるためDirectX 12を無効化していたものの、DirectX 12環境でもほぼ変わらない感覚でプレイできた。
ゲームベンチの最後には、オンラインの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマークテストを動作させることに。APIはDirectX 11で描画品質は“最高”にセット、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2パターンで計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
“非常に快適”のラインは7,000だが、フルHD環境ではこれを大きく凌駕。高負荷な4K解像度環境においても、“とても快適”を満たす十分なスコアをマークしている。このレベルであれば、特に設定を見直す必要なく最高のクオリティでプレイできるだろう。