エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.564
2017.05.08 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
「Trident 3」は、コンソールサイズのVR対応ゲーミングを謳うPCだ。そこで、VR HMDの推奨環境をチェックできる「VRMark:Orange Room」を使用し、その適性を確認しておく。
VRMark:Orange Room |
Oculus Riftの最小システムである「Oculus Rift minimum spec frame」の81FPSをクリアしたほか、VR Readyの目安である5,000ポイントも余裕で上回る7,000ポイントオーバーを記録。VR対応のゲームタイトルをプレイしても十分に楽しむことができる。
もうひとつ、「SteamVR」プラットフォームの快適さを測定する「SteamVR Performance Test」でVRへの適性をテストしておこう。
SteamVR Performance Test |
忠実度は動作の目安とされる7を上回る7.8で、「非常に高い」と「高い」の間をキープ。VRレディをクリアしており、VRゲームをプレイするには問題がない。
「Trident 3」の冷却機構は、独自設計による「Silent Storm Cooling」を採用する。CPUとグラフィックスカードのエリアを分離した独特の構造となっているのは、画像セッションで確認済み。まずはCPUの冷却能力からチェックしていこう。テストは「CINEBENCH R15」マルチコア計測中の様子を、ハードウェアモニター「HWmonitor Version 1.30」で計測している。
【CPU温度】検証室内温度26℃/湿度48% |
アイドル時の温度が33℃前後。「3DMark」はじめベンチマーク計測時では77℃~78℃とほぼ横並びの結果となった。ファンの回転数は、高負荷時で60%(約1,900rpm)ほどで、まだまだ冷却能力にも余裕がある。