エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.565
2017.05.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹
次に280mmサイズラジエターが最大の魅力となる「H110i」の出番だ。ちなみに搭載テストに用意した「270R」は、フロントパネル裏が唯一の280mmサイズラジエターの搭載スペース。そこにはこれまで当たり前のようにあったシャドウベイがなく、空きスペースを存分に使う事ができる。
冷却テストセッションに入る前に、隣接するメモリスロットのクリアランスを確認しておこう。今回搭載テストには、AMD Socket AM4対応のGIGABYTE「GA-AB350-Gaming 3」を使用したが、「H60」「H110i」いずれもCPUソケットに近い「DDR4_4」バンクにウォーターチューブが接触する事はなかった。共通して直径14mmのウォーターチューブだが、フィッティングに該当するウォーターブロックとの接続部分は、実測で約17mmになる。
「H60」「H110i」共に、ウォーターブロックの接続部分は実測で約17mm。直径14mmのウォーターチューブよりも若干太い |
心配された接続部分の張り出しだが、メモリスロットへの干渉は一切なし。接続部分のウォーターチューブは自由に可動できるため、チューブ自体の設置方向も自在に調整ができる。
搭載テストで使用したメモリはCORSAIR「Vengeance LPX」シリーズ。外形寸法はW135×D6×H32mmで、アルマイト処理が施されたヒートスプレッダが装着されている |