エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.566
2017.05.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
標準装備するマザーボードは、ASRockのATXフォームファクタに対応するスタンダード向けメインストリームモデル「H270 Pro4」。チップセットはIntel H270 Expressで、「プレミアム40Aパワーチョーク」や「高密度ガラス繊維PCB」「大型のアルミニウム合金製ヒートシンク」などの採用により、耐久性・信頼性を高めた。なおASUS「PRIME H270-PLUS」「PRIME H270-PRO」にカスタマイズする事も可能だ。
標準構成で採用するASRock「H270 Pro4」。8フェーズ電源を採用し、Intel製ギガビットLANを搭載。2基のM.2も装備し、自作市場でも人気の1枚だ |
「Storm Metaphor H270 LTD」では、デュアルチャンネル対応のDDR4メモリを最大で4枚まで搭載することができる。標準構成は4GB×2枚の8GBで、大容量メモリへのカスタマイズが可能。最大で16GB×4枚の64GBが選択できる。
評価機にはCrucialの8GBモジュール「CT4G4DFS8213」を実装。動作クロックはDDR4-2133MHz、動作電圧は定格の1.2V。最低構成は4GB×1枚から |
JONSBO「U4」は最大310mmのスペースが確保され、長尺ハイエンドグラフィックスカードも十分搭載できる |
標準構成で採用するグラフィックスカードは、NVIDIAのミドルレンジGPU GeForce GTX 1060搭載のInnoVISION「Inno3D GeForce GTX 1060 Compact」だ。長さ172mmのコンパクトな独自設計基板に、冷却ファンを1基搭載。低負荷時にVGAクーラーのファンが停止するセミファンレス仕様だけに、静音性能も確保されている。
標準で搭載されるInnoVISION「Inno3D GeForce GTX 1060 Compact」。出力インターフェイスは、DisplayPort1.4×3、HDMI2.0b×1、DualLink-DVI-D×1 |
なおグラフィックスカードの変更も可能。GPUはGeForce GTX 1050 Tiから最新のGeForce GTX 1080 Tiまで。メーカーはInnoVISION他、ASUS、MSI、ZOTACなど自作市場で人気の全15モデルを用意し、必要なスペックと予算に応じてチョイスができる。
GeForce GTX 1080 Ti Founders Edition | ASUS「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」 |
拡張スロットはグラフィックスカード以外は未使用。近頃では自作PCでも空きスロットのままというケースが多いだろう。しかしStormではサウンドカードやLANカード、各種インターフェイスカードの追加カスタマイズにも対応。サウンドカードは5モデル、LANカード(Intel製)は4モデル、インターフェイスカードは9モデルが用意されている。細かいところまでカスタマイズできるあたり、Storm BTOの大きな強みと言えるだろう。
クリエイティブメディアのサウンドカード「PCIe Sound Blaster ZxR」 | ASUSのサウンドカード「Xonar DGX」 |