エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.566
2017.05.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ベースとなるPCケース「U4」は、3.5インチシャドウベイが1基、さらに2.5インチシャドウベイが3基用意される。これにマザーボードに用意された2基のM.2スロットを加え、合計6台分のストレージが搭載できる計算だ。
標準構成では、フロント背面の2.5インチシャドウベイに、シーケンシャル読込最大540MB/sec、書込最大520MB/secとされるSATA3.0(6Gbps)対応のSamsung「SSD 750 EVO」シリーズ「MZ-750250B/IT」(250GB)を搭載。カスタマイズメニューから、上位モデルの「SSD 850 EVO」シリーズをはじめ、Crucial「MX300」シリーズ、さらにSanDisk「Ultra II SSD」シリーズも選択できる。
フロント背面にある2基の2.5インチシャドウベイのうち、1基にSamsung「SSD 750 EVO」シリーズ「MZ-750250B/IT」(250GB)を標準搭載 |
また、NVMe対応M.2 SSDは、シーケンシャル読込最大3,000MB/secオーバーのSamsung「SM961」シリーズや「960 EVO」シリーズ、PLEXTOR「M8Pe」シリーズがチョイス可能。SATA3.0(6Gbps)SSDを遥かに超えるパフォーマンスを発揮するだけに、予算と相談しつつ積極的に導入を検討したい。
PCI-Express3.0(x16)付近の上段と、チップセット付近の下段にそれぞれPCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットが用意される |
なお、標準構成では非搭載ながら、3.5インチHDDも追加搭載が可能。選択できるのは、7,200rpmクラスの500GB/1TB/2TB/3TB/4TBの5モデル。さらにWestern DigitalのNAS向けHDD「WD Red」シリーズより1TB/2TB/3TB/4TB/6TB/8TBの各モデルがチョイス可能だ。
左サイドには”逆Yの字”に見える通気孔を備えたアルミプレートを装備。電源ユニットの目隠しに加え、背面側に3.5インチHDDを1基搭載できる |
電源ユニットは、80PLUS BRONZE認証取得のCWT製「GPK」シリーズ700W「GPK700S」を標準装備。+12V 54A(648W)のシングルレーン仕様で、冷却ファンは常用レベルでの静音性も高い120mm口径モデルが実装されている。もちろんカスタマイズも可能。Cooler Master、ENERMAX、FSP、Seasonicから、高効率な80PLUS PLATINUMまで全11機種。より高い変換効率やセミファンレスモデルなど選択肢は豊富だ。
ボトム部に搭載されているCWT「GPK700S」。奥行き140mmのコンパクトデザインで、ケーブルは直結式。120mmファンはボトム側に搭載されている |
「Storm Metaphor H270 LTD」に付属するディスプレイ台「GA-01」 |
「Storm Metaphor H270 LTD」には、強化ガラスの天板とアルミニウムフレームを採用する、JONSBOブランドのディスプレイ台「GA-01」(W530×D210mm)が標準で付属する。本体にはLEDライトアップ機能と、USB3.0ハブ(2ポート)機能を備え、高さは45mm(標準)と60mmの2段階調整に対応。キーボードを収納する事ができる。
底面部には滑り止めを防止するクッション材を貼り付け。耐荷重は50kgで、大型ディスプレイも余裕を持って搭載可能 | |
本体の右側にLEDを内蔵するライトアップ機能を搭載。サイドパネルに強化ガラスを採用するPCケース「U4」との相性もいい |