エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.568
2017.05.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16形状)×1のみのシンプルな構成。Mini-ITXマザーボードでよくあるワイヤレスカード用M.2スロットも実装されていないため、無線LANやBluetooth機能を追加する場合には、USBポートを使用することになる。
Ryzenシリーズでは、必ずグラフィックスカードが必要になるため、拡張カードの増設は不可。またメタル補強はされていないため、大型のグラフィックスカードを装着する場合には別途VGAサポーターの導入を検討したい |
オーディオ回路は、ノイズの混入を防ぐためメイン基板から独立した「Hi-Fi」オーディオを採用。コーディックは旧世代のRealtek「ALC892」で、最近のハイエンドモデルと比較するとやや見劣りするものの、高品質な音響用コンデンサ「Hi-Fi Cap」や、安定性・信頼性に優れる高級抵抗「Hi-Fi Resistor」を組み合わせることで音質を向上させた。
デジタルノイズの混入を防ぐためメイン基板から独立した「Hi-Fi」オーディオ回路。コンデンサや抵抗にはいずれも音響向け製品を搭載する |
バックパネルインターフェイスは、USB3.1 Gen.2×2(Type-A/Type-C)、USB3.1 Gen.1×4、光オーディオ端子×1、オーディオ端子×5、ギガビットLAN×1を搭載。またAPU搭載時に利用できるDVI-D×1とHDMI×1の2系統のディスプレイ出力を備える。
コストパフォーマンス向けとしては標準的なバックパネルインターフェイス。オーディオ端子は腐食に強い金メッキコネクタを採用する |