エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.571
2017.05.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
いよいよここからは各種ベンチマークテストにて、Apacer「Z280 M.2 PCIe SSD」シリーズの実力をチェックしていこう。プラットフォームにはLGA1151を使い、CPU性能がボトルネックにならないようKaby Lakeの最上位Core i7-7700Kを用意した。また使用するベンチマークは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」「CrystalDiskMark 5.2.1」「HD Tune Pro 5.60」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類で、PCの起動は、ドライバ、ベンチマークソフトをインストールしたシステム用SSDを別途用意している。なお検証機材の詳細は以下の「テスト機材構成表」を参照頂きたい。
まずは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」を使い、基本性能とシーケンシャルアクセスの圧縮率による影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:Compression-Benchmark |
読込はシーケンシャルが2,400MB/sec。ランダムも430MB/secを計測。スコアも700ポイントを超え、NVMe SSDらしいスコア。一方、書込はランダムアクセスが伸び切らず、スコアは71ポイントと非常に低調だ。ただし、これはこれまでも多くのNVMe SSDで見られた現象。ベンチマークとの相性と考えて問題ない。
また「Compression-Benchmark」では、読込は2,400MB/sec前後でほぼ安定しているものの、書込は圧縮率が高くなるに従い上昇し、圧縮率の影響が確認できた。