エルミタ的一点突破 Vol.45
2017.05.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹
冷却テストを行う前に、マザーボードへの搭載手順を解説しよう。搭載テストに用意したマザーボードは以前詳細検証をお届けしたASRock「X370 Taichi」だ。AMD Socket AM4プラットフォームに対応する、AMD X370チップ搭載のATXマザーボード。CPUソケットの周辺にはクリップ式リテンションに対応する、Socket AM4標準の台座が装備されている。搭載作業はこれを取り払うことから始まる。
マザーボードへの搭載が完了したところで、気になるメモリスロットのクリアランスをチェックしてみよう。搭載テストに使用した「X370 Taichi」のCPUソケット寄り2つのスロットに、全高33mmのヒートスプレッダ付きメモリを装着。ちょうどこの部分は、ヒートシンクがカットされたエリアで、大型ヒートスプレッダ付きメモリを意識した設計である事が分かる。
搭載テストにはCrucial「BLS2K16G4D240FSC」(PC4-19200/16GB×2)を用意。ホワイト色のヒートスプレッダを装着し、全高は33mmとされる | |
メモリの頂点から張り出したヒートシンクまでの距離は実測で残り約30mm。なお冷却ファン下は狭くなってはいるものの、ワイヤークリップを留めるポイントを上方向にずらせば、空きスペースを確保する事はできる |