エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.574
2017.06.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからはKaby Lake環境に「M8Se」を導入し、パフォーマンステストを実施 |
続いて各種ベンチマークを使い、PLEXTOR「M8Se」シリーズのパフォーマンスをチェックしていこう。テストプラットフォームは最も一般的なLGA1151を採用し、CPU性能がボトルネックにならないようKaby Lakeの最上位Core i7-7700Kを用意。またベンチマークは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」「CrystalDiskMark 5.2.1」「HD Tune Pro 5.60」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類で、PCの起動は、ドライバ、ベンチマークソフトをインストールしたシステム用SSDから行っている。なお検証機材の詳細は以下「テスト機材構成表」を参照頂きたい。
まずは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」を使い、基本性能とシーケンシャルアクセスの圧縮率による影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:Compression-Benchmark |
読込はシーケンシャルが1,900MB/sec。ランダムが380MB/sec、総合スコアも600ポイントを超える上々の結果。一方、書込はランダムアクセスを中心に伸び悩み、スコアは78ポイントとかなり低調だ。ただし、これはこれまでも多くのNVMe SSDで見られた症状。ベンチマークとの相性が原因と思われることから、あまり気にする必要はないだろう。
また「Compression-Benchmark」では、読込は2,050MB/sec前後、書込950MB/sec前後でほぼ安定しており、シーケンシャルアクセスについては圧縮率の影響を受けないことがわかる。