エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.576
2017.06.17 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:Compression-Benchmark」で、圧縮率の影響が見られた「LIQID Element」。「CrystalDiskMark 5.2.1」でも、その影響を確認しておこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を選択し、計測を実施した。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「CrystalDiskMark 5.2.1」では、書込だけでなく読込でも最高約700MB/secと比較的大きな差がついた。これらの結果を見る限り「LIQID Element」は圧縮率の影響があるSSDであると結論づけていいだろう。よって以降のテストは「デフォルト (ランダム)」と「All 0×00 (0Fill)」の両方のデータで行うことにした。
続いて「CrystalDiskMark 5.2.1」を使い、データサイズによる違いとランダムアクセスの最高性能をチェックしていこう。なおデータサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 | |
4Kランダムアクセススコアの最大値(IOPS) | |
4K QD32T1ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) |
まずシーケンシャルアクセスを確認すると、読込は約2,800MB/sec、書込は約1,550MB/secを計測。またランダムアクセスは、4Kが読込最高41MB/sec、書込最高173MB/sec、4K QD32T1は読込最高821MB/sec、書込最高691MB/sec。IOPSに換算すると4K QD32T1はそれぞれ約200,000 IOPSと約168,000 IOPSで、圧縮率の低いデータでもNVMe M.2 SSDの中ではトップクラスのパフォーマンスが期待できる。