ZOTAC「GeForce GTX 1080 Ti AMP Extreme Core Edition」（型番：ZT-P10810F-10P） 市場想定売価税抜104,980円（2017年6月16日発売） 製品情報（ZOTAC）

ZOTACのウルトラハイエンドモデル「GeForce GTX 1080 Ti AMP Extreme Core Edition」

デュアルファン仕様のVGAクーラーに、リファレンス（7フェーズ）の倍以上となる16+2フェーズの電源回路を備える「AMP Edition」シリーズや、フルカバーウォーターブロックを標準搭載する「ArcticStorm」シリーズなど、GeForce GTX 1080 Tiグラフィックスカードを6モデルラインアップするZOTAC。「GeForce GTX 1080 Ti AMP Extreme Core Edition」は、最上位に与えられる「AMP Extreme」と「AMP Edition」の中間に位置する新たなシリーズ。「AMP Extreme」の特徴である3連ファンやLEDライティング機能「SPECTRA」を搭載した3スロット占有の大型クーラー「IceStorm」や、ZOTAC完全オリジナル設計基板による16+2フェーズ電源回路。GPUへの電源供給をリアルタイムに制御し、オーバークロック耐性を高める「Power Boost」の装備。最高375Wまでの電力供給に対応できる8pin×2仕様の補助電源コネクタといった点は、そのままにコストを抑えた注目のシリーズになっている。

大幅なオーバークロック動作を支える超大型VGAクーラーの「IceStorm」。低負荷時はファンが停止するセミファンレス動作にも対応だ

基板の歪みを抑える頑強な金属製バックプレート「Metallic ExoArmor」を装備。カード全体を補強する。なお、カード後部のZOTACロゴにもLEDを実装

GPUクロックは、数あるオリジナルGeForce GTX 1080 Ti搭載グラフィックスカードの中でも、屈指の高クロック動作を実現するZOTAC「GeForce GTX 1080 Ti AMP Extreme」からはダウンしているものの、ベースクロック1,607MHz（リファレンス1,480MHz）、ブーストクロック1,721MHz（同1,582MHz）、メモリクロック11,232MHz（同11,010MHz）と、ハイチューン仕様になっている。

ウルトラハイエンドGPUのGeForce GTX 1080 Tiをさらにチューンアップ。ブーストクロック1,721MHzを実現する	メモリクロックもリファレンスの11,010MHzから11,232MHz動作にチューニング済みだ
最高峰クラスのオーバークロック動作も安心な高品質コンポーネントによる16+2フェーズの電源回路を搭載する	補助電源はPCI-Expressスロットと合わせて最高375Wまでの電源供給に対応できる8pin×2仕様になっている

最高峰に準ずるパフォーマンスに、強力静かな3連ファンVGAクーラー「IceStorm」や堅牢、高品質な電源回路とコンポーネント、カードを手軽に彩れるLEDライティングシステム「SPECTRA」といった魅力的な機能とギミックが欲しかった人は、新シリーズの「GeForce GTX 1080 Ti AMP Extreme Core Edition」に注目だろう。

ZOTACおなじみのコーポレートカラーに彩られたパッケージ。サイズは約425×100×290mmと非常に大柄になっている
	GTX 1080 Tiグラフィックスカードを選ぶユーザーが、8pin出力の補助電源を備えない電源ユニットを使用していることは少ないと思われるが、6pin×2→8pin変換ケーブルが2本付属する