エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.579
2017.06.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからはCPUの違いによるグラフィックス性能の影響をチェックしていこう。まずは3Dベンチマークテストの定番「3DMark」のスコアを確認する。プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」の他、「Fire Strike“Ultra”」「Fire Strike」の計3種類で計測を行った。
Time Spy | |
Fire Strike“Ultra” | |
Fire Strike |
最も負荷の軽い「Fire Strike」では、Combined Scoreが伸び切らずCore i7-7700Kの後塵を拝する結果。しかし負荷の上がる「Time Spy」や「Fire Strike“Ultra”」では、マルチスレッド処理の強みが発揮され、Physics Score、Combined ScoreともRyzen 7 1700が優勢。総合スコアも「Fire Strike“Ultra”」で約2%、「Time Spy」では約6%上回るスコアを計測した。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」のスコアを確認していこう。APIは「DirectX 11」、描画品質は“最高品質”で、解像度は4K(3,840×2,160ドット)とフルHD(1,920×1,080ドット)の2パターンで計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク |
「3DMark」と同じく、負荷の軽いフルHDではCore i7-7700Kが約7%高いスコア。しかし負荷が上がる4K解像度になるとRyzen7 1700が逆転。これらの結果から、より高解像度環境でゲームを楽しみたいならGPUだけでなくCPUの性能も重要になることがわかる。