エルミタ的リサーチ Vol.18
2017.07.06 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 秋葉原取材班
大画面かつ低価格化が進む液晶ディスプレイ。2台以上のマルチディスプレイ派が主流ではあるものの、意外と多かったのがシングルディスプレイ派だ。特にゲーマーには、リフレッシュレートが高い、高性能モデルを1台だけ使用するという人が多い。さらにマルチディスプレイ環境を大画面・ウルトラワイドタイプのシングルに変更したという声も多く聞かれた。
メインで使用中の液晶ディスプレイサイズは、24インチが最多。特にマルチディスプレイを構築する場合、スペース的な問題がある。2台並べて使用する場合24インチサイズが上限となっているようで、所有数が最も多い結果になった。一方で、27インチ以上の大型モデルを利用している人も多く、中には40インチクラスの大画面液晶をディスプレイとして利用している人も数名確認できた。
最も店員らしい結果が出たのは、メインで使用している「液晶ディスプレイのメーカー」。2位に倍以上となる、圧倒的な支持を集めたのがEIZOだ。ゲーマーから非ゲーマーまで、幅広い層に人気。価格は決して安くはないが、CRTのナナオ時代から、高品質な製品手掛ける同社への信頼度は高い。
そして注目したいのが、2位にランクインしたのが三菱電機。すでに個人向けディスプレイ事業からは撤退して数年が経つワケだが、ベテランスタッフを中心に根強いファンがいる。販売終了間際に駆け込み購入した人が多かった。
そのほかの傾向を確認しておくと、3位のLGはコストパフォーマンス優先派のほか、ウルトラワイドモデルを使う人。BenQとASUSは、リフレッシュレートの高いモデルを求めるゲーマーから多くの支持を集めていた。