エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.583
2017.07.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
拡張スロットは、全スロットがPCI-Express3.0(x16)。ただし組み合わせるCPU次第で、マルチグラフィックス構成時の挙動が変化する |
「X299 AORUS Gaming 9」の拡張スロットは、すべて金属補強の「Ultra Durable PCIe Armor」仕様を採用したPCI-Express3.0(x16)スロットで構成されている。もちろん3-Way SLI/CrossFireXの構築も可能だが、搭載するCPUによって動作が異なる点は注意が必要。44レーン対応CPUの場合は(x8)+(x16)+(x8)、28レーン対応CPUでは(x8)+(x8)+(x8)、16レーン対応CPUは(x8)+(x8)の構成で使用できる。
最大(x8)+(x16)+(x8)構成での3-Way SLIに対応。なお、拡張スロットにもRGB LEDが内蔵されている |
バックパネルのトップカバーと一体型のシールドで保護されているオーディオ回路。オンボード最高峰の贅沢なコンポーネントが隠れている |
ゲーマーにとってオーディオは重要な要素のひとつだが、「X299 AORUS Gaming 9」はオンボード最高峰の「AMP-UP Audio」を搭載している。SN比127dBとノイズに強く、DSD 11.2MHz再生も可能なESS製のDACチップ「SABRE 9018K2M」を内蔵。さらに7.1chサラウンドに対応したRealtek「ALC1220」、複数のオペアンプ、WIMA・ニチコン製の音響コンデンサなど、一級品のコンポーネントで構成されている。
また、接続したヘッドホンのインピーダンスを自動検知して最適な設定を行う機能や、接続機器の電圧降下を防ぐ「USB DAC-UP 2」などの独自機能も装備。Creativeのオーディオエンジン「Sound BlasterX 720°」をサポートし、アプリケーションやゲームタイトルごとのカスタマイズ、イコライザー設定などが可能だ。