エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.583
2017.07.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
多彩なLEDゾーンと豊富なオプションを備えた「X299 AORUS Gaming 9」のイルミネーション制御。設定は独自ユーティリティの「RGB Fusion」を使用する |
「X299 AORUS Gaming 9」の他製品にはない魅力として、多彩なRGBイルミネーション設定が挙げられる。マザーボードの各所に散りばめられた複数ゾーンで独立したカスタマイズが楽しめるほか、「RGB Fusion」で「AORUS」ブランドのグラフィックスカード、さらに対応するサードパーティ製品をまとめて制御・同期させることができる。また、LEDストリップの場合は通常のRGBモデルに加えて、UV照射が可能な「UV RGBストリップ」、RGBにホワイト(W)を追加した「RGBWストリップ」を光らせることも可能だ。
「RGB Fusion」の特集ページでは、対応するサードパーティ製品がまとめて紹介されている。システムのイルミネーションを統一させたい場合は、ここで対応製品を確認しておこう |
ハイエンドラインのプラットフォームは、これまで長くIntelの牙城だった。AMDの「Ryzen Threadripper」のリリースで風雲急を告げる情勢になっているが、その先手を打って投入されたLGA2066は、強敵を迎え撃つに十分なポテンシャルを持っているようだ。マザーボードの選択肢も40,000円台からと比較的多くの選択肢が用意されており、この機会にハイエンドプラットフォームに手を伸ばしてみようというユーザーもいるに違いない。
もっともその中で、GIGABYTEの最上位マザーボードとして登場した「X299 AORUS Gaming 9」は、まさしくエンスー向けに的を絞った最強モデル。高精度かつ信頼性に優れたオーバークロックエンジンや、デュアルギガビットLAN+ゲーマー向け無線LAN、スタジオグレードを誇る最高峰のオーディオ回路など、コンシューマ向け製品として、およそ考えられるほぼすべての機能を網羅している。
3-WAY SLI対応の拡張スロット、クアッドチャンネル対応のメモリスロットは、いずれも頑丈な装甲仕様。バックプレートを背負って堅牢さを増し、M.2スロットは全基がヒートシンクを備えるなど、ゲーマーが欲しがる機能・装備が目白押しだ。
ゲーマーの欲する機能が全部入り、他モデルに差をつける圧倒的イルミネーションも搭載。最強スペックを最高にカッコよく魅せる、そんなエンスー向けX299マザーが「X299 AORUS Gaming 9」だ |
さらに「X299 AORUS Gaming 9」をプレミアムなモデルに仕上げているのは、圧倒的なイルミネーション機能。電源回路やチップセット周りに飽き足らず、拡張スロット・メモリスロットの「Armor」に加え、バックパネルまでまばゆく発光する。マザーボードとLEDストリップの同期にも対応したことで、システム全体を思うままにデコレーションできるようになった。
コンシューマ最強クラスの性能をもつ、最高の魅せるマシンを組みたい。そのニーズに真正面から応える、ド派手なハイエンドマザーボードはここにある。