エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.585
2017.07.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは「S3」シリーズを実際にPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テスト環境には、Kaby Lake最上位のCore i7-7700KとWindows 10 Home 64bitをインストールした最も一般的なシステムを用意。またセッション後半では、2台のSSDによるRAID 0環境の構築にも挑戦している。なお検証に使用するベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」「CrystalDiskMark 5.2.1」「HD Tune Pro 5.60」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類。またPCの起動は、ドライバ、ベンチマークソフトをインストールしたシステム用SSDから行っている。検証機材の詳細は以下の「テスト機材構成表」を参照頂きたい。
まずは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」を使い、基本性能とシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークを確認するとシーケンシャルアクセスは読込約520MB/sec、書込約490MB/secでSATA3.0(6Gbps)SSDの限界に近いスコア。ランダムアクセスは書込が約230MB/secとやや低いものの、読込は350MB/secを超えこちらも上々の結果。総合スコアも981ポイントを獲得し、ハイエンドモデルに匹敵する性能を備えている。また「Compression-Benchmark」を確認すると、読込は530MB/sec、書込は500MB/sec前後でフラットなグラフ。シーケンシャルアクセスについては圧縮率の影響はないようだ。