エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.586
2017.07.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
強化ガラス採用により”魅せるPC”を普及させたIn Win。2016年6月にリリースされ、徹底検証を行った「303」から約1年。エントリークラスのミドルタワーPCケース「101」の販売がスタートした。
In Win「101」シリーズ 市場想定売価税抜各8,980円(2017年7月22日発売) ブラック(型番:IW-CI6986B 101-Black)/ホワイト(型番:IW-CI6986B 101-White) 製品情報(In Win)(株式会社アユート) |
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。いずれも左サイドパネルには、質感を保ちながらもカラー付きの「強化ガラス」を採用。固定方法には初となる、ネジを使わないプッシュ式を導入した。無駄な装飾を省いたフラットデザインは上位機種「303」を踏襲し、トップパネルには通気孔すら装備されていない。外観からは”機能”よりも”見た目”を重視したミドルタワーPCケースに思えるが、実際に細部に触れていくと、エントリークラスらしからぬ出来映えである事が分かる。本稿では「101」の魅力を細部にわたり解説していこう。
7月22日(土)より一斉に販売がスタート。税込でも1万円を切る価格はかなり魅力的 |
国内正規代理店である株式会社アユート(本社:東京都千代田区)より届けられた評価サンプルを手に取る前に、スペック表から概要を把握しておこう。
主素材にスチールを採用した「101」の対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITX。ケースタイプは最も多くのライバルモデルがひしめく、ミドルタワーに分類。外形寸法は幅220mm、奥行き480mm、高さ445mmで、重量は7.45kgとされる。
シンプルな外観は上位機種「303」の血統。スマートな外観はデザインに定評のIn Winらしさを感じる |
ちなみに「303」は幅215mm、奥行き480mm、高さ500mm、重量10.88kg。「101」は高さで55mm低く、使用部材の違いもあってか、重量は約3kg軽量化されている。