エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.586
2017.07.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
最後にラジエターの装着テストを行った。搭載できるのは冷却ファン増設スペースの3箇所で、120mmサイズ、240mmサイズ、360mmサイズと多彩。システムの必要に応じて適正なサイズを導入したい。
(あって無いようなものだが)市場想定売価税抜8,980円を思えば、エントリークラスと見て異論はないだろう。ただし細部を見ていくと、ミドルレンジの存在が危うく感じてしまう。「101」は価格帯こそ「エントリークラス」だが、製品は「ミドルレンジ」で十分通用する仕上がりだった。
比較的コンパクトなボディとあって、決して内部容積が広い部類ではない。それだけに、どちらかといえば水冷よりも空冷に向くPCケースと言えるだろう。多彩なイルミネーション機能を備えたパーツをチョイスすれば、自作PCならではの華やかなPCが完成する。
強化ガラス製サイドパネルを標準で備えつつ、手頃な価格となれば、あれもこれもやりたくなる。構成パーツに予算を掛けたいと言ったニーズにも応える“エントリークラスの基準を引き上げた佳作”と位置付けよう。