エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.590
2017.08.10 更新
文:テクニカルライター・宮崎 真一
拡張スロットは、PCI-Express x16スロットが4本に、PCI-Express x1スロットが2本という構成。PCI-Express x16スロットも、メタル製ガードを装着した「Steel Armor」仕様だ。
本製品では、3-wayまでのNVIDIA SLIとAMD CrossFireをサポートする。ちなみに、4本のPCI-Express x16スロットは、装着したCPUにより電気的なレーン数は変化する。たとえば、Core i9-7900シリーズのように、PCI-Expressを44レーンサポートしているCPUの場合、PCI-Express x16スロットの構成は、CPUソケットに近い側から順番にx16/x4/x16/x8となる。一方、Core i7-7800シリーズは28レーンしかPCI-Expressをサポートしていなため、各スロットはx16/x4/x8/x0もしくはx8/x4/x8/x8という接続になる。なお、Core i7-7740XやCore i5-7640Xはさらに減って16レーンしか対応していないので、x8/x0/x8/x0もしくはx8/x4/x4/x0という構成になり、PCI-Express x16動作できるスロットがない点は注意したい。
Steel Armor仕様のPCI-Express x16スロット。スロットのそばにASM1480が並んでいる |
オーディオ回路は、S/N比120dBのRealtek Semiconductor「ALC1220」を核とした「Audio Boost 4」を搭載。RGB LEDラインによる独立設計や、左右チャンネルのPCBレイヤーの分離。さらに回路設計にもこだわることで、ヘッドホン・スピーカーいずれの環境でもスタジオクラスの高音質サウンドを実現している。
オーディオ周りの様子。MSIによると、左右のチャンネルでマザーボードの基板の層を分けることで優れた音質を実現しているという |
オーディオコーデックチップにはRealtek Semiconductorの「ALC1220」を搭載 |
オーディオ周りのアナログ回路は、LEDラインによりほかのデジタル回路と分断されている |
オーディオ周りの制御用チップとしてARMCortex-M0+コアの「LPC812」を搭載 |
Nahimic Sound Technology製「Nahimic 2+」が付属。バーチャルサラウンドなどをサポートしている |