エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.590
2017.08.10 更新
文:テクニカルライター・宮崎 真一
「X299 GAMING PRO CARBON AC」ではUEFIに「CLICK BIOS 5」を搭載。これには、デバイスごとに簡単な操作で設定変更が行える「EZ Mode」と、より詳細な設定をユーザーが変更することができる「Advanced Mode」の2つを備えており、メニュー画面上部の「EZ Mode」もしくは「Advanced Mode」をクリックするか、[F7]キーを押すことで切り替えが可能だ。また、マザーボード上に実装されている「GAME BOOST」と同様の機能をUEFI上で行うことができるほか、オーバークロック関連の設定は「OC」のサブメニューにまとめて収録、その設定内容もかなり充実している。なお設定項目や設定値はUEFIのバージョンによって異なる可能性がある。
動作クロックや電圧など現在の状態が把握しやすい「EZ Mode」。設定できる項目はさほど多くはない |
「Fan Info」のサブメニューでは、グラフ上の歯車のアイコンをクリックすると「Hardware Monitor」が起動。Hardware Monitorではマウスで折れ線グラフを操作することで、ファンの回転数を任意に変更することが可能だ |
一方、細かな設定を行うことができる「Advanced Mode」 |
「SETTINGS」のサブメニューには、オンボードデバイスなどの設定がまとめられている |
「OC」のサブメニューにある「CPU Ratio Offset When Running AVX」という項目では、AVXを利用する際にだけ、CPUの動作倍率を下げるといった設定も可能になっている |
CPUやリングバス、それにメモリクロックやベースクロックは変更すると上部に表示される。なお、CPUの動作倍率は1倍刻みで7~35倍に、リングバスは100MHzきざみで800~8000MHzに、ベースクロックは0.25MHz刻みで70~655.25MHzにそれぞれ設定できる |
「Memory Try It!」に用意されたプロファイルは、「Micron」「Hynix」「Samsung」の3つ |