エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.590
2017.08.10 更新
文:テクニカルライター・宮崎 真一
メモリスロットはCPUソケットを挟むような形で4本ずつ、計8本実装されている。これらのスロットは、メタル製ガードを装着した「DDR4 Steel Armor」を採用しており、スロットの補強とノイズの低減が図られている。なお、メモリクロックはクアッドチャネルのときは4133MHz+、デュアルチャネルのときは4500MHz+と、デュアルチャネルのほうがより高いクロックまで対応する。
メモリスロットは、CPUソケットの上下に4本ずつ計8本用意。いずれも、メタル製ガードが施されている |
メモリの電源部。MOSFETにはTexas Instruments製Nチャネル型の「CSD87350Q5D」を採用 |
メモリの電源回路のデジタルPWMコントローラーチップであるPrimarion製「PV4210」 |
メモリクロックはUEFIからベースクロックに対する倍率という形で設定可能。標準状態のベースクロックが100MHzのときは、最大44倍、つまり4.4GHzまで変更することができる |
さて、ストレージインターフェイスは、SATA3.0(6Gbps)が8ポート装備されているほか、「Turbo M.2」を2つ、「Turbo U.2」を1つ搭載。この2基のTurbo M.2スロットには、発熱の大きいNVMe M.2 SSDに装着するヒートシンク「M.2 Shield」が用意されており、サーマルスロットリングによる性能低下を防止することが可能になっている。
Turbo M.2スロットはPCI-Express x16スロットの間に2基備わっている |
Turbo M.2スロットの「M.2 Shield」は間にNVMe M.2 SSDを挟み込むような形で装着する |
「M.2 Shield」のヒートシンク。サーマルスロットリングを防止する効果が期待できる | 「M.2 Shield」を取り外したところ。M.2 Shieldを装着しないといった利用ももちろん可能だ |
Turbo U.2コネクタにもメタル製ガード「U.2 Steel Armor」が装着されている | SATA3.0(6Gbps)は、Turbo M.2およびTurbo U.2と帯域を共有するため、ポートのすぐそばにASMedia Technology製のPCI-Express 3.0対応のレーンスイッチチップ「ASM1480」が配置されている |