メーカー謹製ツール徹底解説 Vol.1
2017.08.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
やらなければ行けないと思いつつも、ついつい後回しにしがちなのがデータバックアップ。そんなときに限って、ストレージがクラッシュして重要なデータを失ってしまったという経験がある人も少なくないだろう。特にSSDの場合、HDDと違い前兆なくいきなり認識しなくなることがあるため、これまで以上にバックアップは重要だ。そんな時にオススメなのが「Smart Backup」だ。一度コピー元とコピー先を設定しておけば、後はワンクリックでバックアックが開始され、必要に応じてデータをリカバリできるスグレモノ。さらにOSを修復するUSBドライブの作成にも対応する。
データのバックアップは、コピー元・コピー先のパーティションを選択して「バックアップする」をクリックするだけ |
起動ドライブに障害が発生した場合にOSを修復する「修復用USBディスク」の作成も可能。必要な容量は256MB以上と少ないため、こちらも必ず準備しておこう |
最後に「APP Center」に搭載されているその他のツールをまとめて紹介していこう。
Bluetoothの省電力設定ができる「AutoGreen」。なお設定する場合はもちろんBluetooth機能を搭載するマザーボードが必要になる | 言語設定や起動ドライブなど、UEFIの基本的な設定ができる「BIOS Setup」 |
色温度を調整して眼精疲労の原因となるブルーライトを抑制する「Color Temperture」。ただし色味が変化するため、用途に合わせて調整する必要がある | USBデバイスの接続を強制的に無効化できる「USB Blocker」。オフィスPCや不特定多数のユーザーがアクセスするPCのセキュリティを向上できる |
AHCIモードとRAIDモードの切り替えやRAIDドライブの構築ができる「Easy RAID」 | 指定したアプリケーションのメモリを開放して、ゲームパフォーマンスを向上できる「Game Boost」 |
グラフィックスカード(PEG ASPM)、チップセット(PCH ASPM)、DMIリンク(DMI ASPM Control)ごとの省電力機能を設定する「Platform Power Management」 | PCの利用可能時間を細かく設定できる「Smart TimeLock」 |
「Smart Keyboard」では、マクロやショートカットなどキーボードの各種設定が可能 | USB DACをはじめとしたUSB機器に安定した電力を供給するため、USBポートの昇圧設定ができる「USB DAC-UP 2」 |