エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.594
2017.08.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
次に定番の3Dベンチマークソフト、「3DMark」によるグラフィックスカードのパフォーマンスをチェックする。ミドルレンジGPU、GeForce GTX 1060とあって、プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」と「Fire Strike」とした。
標準の「Fire Strike」では総合スコアが11,566、Graphics Scoreでは13,208と十分なパフォーマンス。また、WQHD解像度の「Time Spy」では総合スコア4,466、Graphics Scoreは4,209という結果になった。さすがにハイエンドクラスのGPUと比較すれば、物足りなさもあるだろう。ただし「Silent-Master Pro X299」では静音性に配慮したグラフィックスカードの選定が前提であることから、パフォーマンスとはトレードオフであると考えるべきだろう。
続いて、テッセレーションを重視した定番3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」のスコアを確認していこう。プリセット設定はDirectX 9ベースの「Basic」と、より高負荷なDirectX 11対応の「Extreme」を選択している。
DirectX 9ベースの「Basic」では、Average FPSが219.3FPS、MaxFPSでは402.9FPSを記録するなど、予想通りの結果に。一方、DirectX 11ベースで高負荷の「Extreme」では、Average FPSが84.2FPS、MaxFPSでは188.9FPSをそれぞれ計測し、こちらも順当なスコアだった。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」のスコアを確認していこう。APIは「DirectX 11」で、描画品質は「最高品質」、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドットのカスタム解像度で計測を行っている。
フルHD(1,920×1,080ドット)環境においては、“非常に快適”の7000を上回る9,682で、まったく問題はない。WQHD(2,560×1,440ドット)環境でも7,468を計測し、高い解像度でも問題なくプレイできる。GeForce GTX 1060へのアップグレード効果は十分にあるといえそうだ。