各種モードのパフォーマンスをみる

続いては「RAID0」「RAID1」「JBOD」各モードのパフォーマンスをチェックしていこう。同じコントローラーを採用しているため、「GW2.5ACX2-U3.1AC」と「GW3.5ACX2-U3.1AC」にパフォーマンスの差は見られないが、「GW3.5ACX2-U3.1AC」にも付属の2.5インチ変換マウンタを使って、「CSSD-S6O480NCG1Q」を搭載。各動作モードの計測を進めていくことにした。

付属の変換マウンタを使って、「GW3.5ACX2-U3.1AC」に「CSSD-S6O480NCG1Q」×2台を取り付け

ベンチマークテスト：CrystalDiskMark 5.2.2
GW3.5ACX2-U3.1AC（WD10EFRX×2）

まずは回転数5,400rpmのNAS向けHDD「WD10EFRX」×2台を「GW3.5ACX2-U3.1AC」に搭載し、各動作モードを構築。「CrystalDiskMark 5.2.2」を使って、パフォーマンスを計測だ。

RAID0	RAID1

JBOD

回転数5,400rpmの「WD10EFRX」は、最大転送速度が160MB/sec程度になる。そのためRAID0を構築しても、SSDには遠く及ばない。とはいえ、「GW3.5ACX2-U3.1AC」によるRAID0の効果は、しっかり出ており、160MB/sec前後だったシーケンシャルアクセスは、リード308MB/sec、ライト275MB/secへと1.7～2倍近く向上。大容量かつ高速な転送速度を併せ持つストレージを外付けで実現できるのは、大きなメリットだろう。

「RAID1」と「JBOD」モード時も、「SINGLE」モード時と同程度のパフォーマンスを発揮。さすがにHDDでは、USB3.1 Gen2の本領発揮とはいかないが、パフォーマンスを含め、各モードの動作に気になる点はなかった。
　なお、「GW3.5ACX2-U3.1AC」が備える背面ファンをオンにした状態で、各種テストを進めたが、ファンの動作音が気になることはなかった。

駆動部のあるHDDによるRAID0、RAID1運用も安心な冷却ファン。動作音は気にならないレベルだった

SSD×2台のRAID0で爆速外付けストレージの運用が可能に

続いては、シーケンシャルリード・ライト500MB/secオーバーの「CSSD-S6O480NCG1Q」を2台使って各動作モードを計測だ。

ベンチマークテスト：CrystalDiskMark 5.2.2
GW2.5ACX2-U3.1AC（CSSD-S6O480NCG1Q×2）

RAID0	RAID1

JBOD