エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.599
2017.09.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
GIGABYTE「X399 AORUS Gaming 7」市場想定売価税抜52,800円前後(発売中) 製品情報(GIGABYTE) |
Ryzen Threadripperの解禁に合わせデビューした「X399 AORUS Gaming 7」。GIGABYTE最上位ゲーミング「AORUS」シリーズに属する製品で、なんと言っても印象的なのが各所に配置された1,680万色のRGB LEDライティング機能「RGB Fusion」だ。専用ソフトウェアを使えば、ゾーンごとに異なるカラーやイルミネーションが可能。加えて、アドレス指定ができるデジタルLEDや、一般的なRGBにホワイトを追加したRGBW、UV蛍光が可能なRGB-UVなど、多彩なLEDストリップをサポートし、これまでにない幻想的なライティングを楽しむことができる。
8(CPUコア)+2(アンコア)、計10フェーズのCPU用電源回路にはヒートパイプで連結された大型ヒートシンクを搭載 |
またRyzen Threadripperの持つ豊富なPCI-Expressレーンを生かし、PCI-Express(x16形状)スロットは計5本実装。グラフィックスカード向けに用意される48レーンすべてを有効に活用できる最適化した配線設計により、マルチグラフィックスは最大帯域幅384GB/secの4-Way AMD CrossFire X/NVIDIA SLIに対応する。さらに最新NVMe SSDに対応するM.2スロットは3基搭載。こちらもCPUのPCI-Express3.0に直結され、SSDの性能を最大限に発揮することができる。
コンシューマ向け最高峰となる64レーンのPCI-Express3.0を有効に活用するため「X399 AORUS Gaming 7」では拡張性にも配慮した |
もちろんGIGABYTEらしく信頼性・耐久性にこだわった作りも健在。電源回路は第4世代のIRデジタルPWMコントローラと、サーバーグレードのコンポーネントで構成された高効率設計。拡張スロットやメモリスロットにはメタルシールドで補強した「Ultra Durable Armor」を採用する。さらに腐食に強く、伝導性・信号伝達性に優れる「金メッキ電源コネクタ」や、硫黄化合物による腐食を抑える「Anti Sulfur」仕様の抵抗など、すべて高品質なコンポーネントで固められている。
PCI-Express(x16形状)スロットはメタルシールドで補強した「Ultra Durable PCIe Armor」。またスロット2箇所に固定金具を設けた「Double Locking Bracket」により耐久性を高めた | 基板上に多数実装される小型抵抗は硫黄化合物による腐食を抑える「Anti Sulfur」仕様 |
その他、ゲーマー向けの「Killer E2500」ギガビットLANや、デュアルバンド対応のIEEE 802.11ac無線LAN、「Creative SoundBlaster 720°」対応の高音質オーディオ回路、9つの温度センサーを使いファンを制御できる「Smart Fan 5」などの最新機能を搭載する。
基板上に計8個のファンヘッダを搭載する「X399 AORUS Gaming 7」。ファンコントロール機能「Smart Fan 5」を使えば、9つの温度センサーから連動させたいものを選択して、回転数を制御できる |
イーグルモチーフの「AORUS」ロゴが大きくデザインされたパッケージ。サイズは実測で360×300×83mm |
パッケージ裏面には搭載機能やスペックの概要が記載されている | 製品にはCPUソケットカバー開閉用のトルクスドライバーが付属 |