エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.600
2017.09.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
概要を確認したところで、国内正規代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)より借り受けた評価サンプルをパッケージから取り出し、実機による外観デザインチェックから検証を開始する。なおボディカラーはブラックの1色のみ。これまでの例に習えば、市場からの声によってホワイトモデルが追加される可能性は十分にあるだろう。
「Meshify C」のボディカラーはブラックのみの1色展開。今後ホワイトモデルの追加があるかもしれない |
「Meshify C」はフロントパネルを全面メッシュ仕様とした、高エアフロー志向のPCケース。機能的な特徴もさることながら、デザイン面におけるインパクトは特筆すべきものがある。メッシュパネルをよく観察すると、不規則な凹凸で成形され、従来のラインナップにはない凝りよう。Fractal Design曰く、角部をカットする事で面を増やし、立体的に仕上げた「角形メッシュフロントパネルデザイン」が採用されている。
ひとつ前の新製品「Focus G」もまたフロントメッシュ仕様だが、「Meshify C」のそれは機能とデザイン性が共存。Fractal Designらしいこだわりが見て取れる |
正面よりも斜め横から見ると、角形メッシュフロントパネルデザインの様子がよく分かる。複雑な凹凸こそ「Meshify C」の象徴と言えるだろう |
ABS樹脂製のフロントパネルは左右各4本のファスナー(ピン)で固定。上部にアクセスポート類のケーブルが接続されているため、無理に引き剥がすと断線する恐れアリ | 防塵フィルタはフロントパネルの枠にツメ固定。ツールフリーによる着脱式で、付着したホコリのメンテナンスが手軽にできる仕組み |
操作頻度の高いフロントアクセスポートおよびスイッチ類は、フロントトップ部にレイアウトされている。中央にある正方形のボタンはPowerスイッチで、左端の丸形のボタンがResetスイッチになる。アクセスポートは、右端にUSB3.0×2ポートを備え、PowerスイッチとResetスイッチに挟まれているのが音声入出力端子(HD Audio)だ。
ミドルタワーPCケースとしては必要最低限の装備に留められている、フロントトップのアクセスポート類。床設置を想定すれば、使い勝手はいいだろう |