エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.602
2017.09.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
外観のチェックが終了したところで、両サイドパネルを外し、気になる内部構造をチェックしていこう。完成品として提供される「CORSAIR ONE PRO」だが、メモリとストレージについてはユーザーのアップグレードが正式に認められており、内部へのアクセス方法もできる限り簡単に行えるよう工夫されている。ただし、コンパクトサイズゆえにケース内部、特に配線についてはかなりタイト。戻すときには注意して作業を行いたい。
「CORSAIR ONE PRO」を分解するには、まず裏面上部にあるリジェクトボタンを押して冷却ファンを取り外す |
冷却ファンを取り外すと電源ユニットとグラフィックスカードのインターフェイスが姿を表す。両サイドパネルはそれぞれ2本のプラスネジで固定されている |
電源コネクタやディスプレイ出力は延長コードを使い、フロントとリアのインターフェイスに接続されている |
フロントトップにある電源ボタンはマザーボードのヘッダピンに接続。その両脇にはファンを固定するラッチが確認できる |
ネジを外すとラジエター一体型のサイドパネルを開くことができる | CPU用のウォーターブロックは計4本のネジでバックプレートに固定 |
CPU用ウォーターブロックを外し、サイドカバーを完全に取り除いたところ。電源ユニットのケーブルが隙間を縫うように収められている |
メモリは一般的なデスクトップ用DDR4メモリに対応。ただし、スペースの関係で大型ヒートスプレッダを搭載するモデルは干渉する可能性がある | 2.5インチドライブはプラスチックのラッチで固定されているため、ここまで分解できればツールレスで交換できる |
続いて「GPU CHAMBER」側を確認していこう。ちなみにメモリやストレージを交換するだけならこちら側を開く必要はない |
GPU用の水冷ヘッドには「Corsair Link」用のUSBポートを備える | GPU用の水冷ヘッドも4本のネジで基板に固定されている |
グラフィックスカードにはGPU用の水冷ヘッドに加え、電源回路やメモリを冷却するブロアーファンを搭載 | グラフィックスカードは専用のライザーカードを経由してマザーボードに接続 |
「GPU CHAMBER」にはディスプレイ出力用の延長ケーブルが配線されているため、こちらも内部スペースはかなりタイト |