エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.605
2017.10.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
グラフィックスカードは2パターンの搭載方法が選択できる。まずは魅せるPCを意識した、垂直配置でマウントしてみよう。
まずこの搭載方法では、別売りのライザーケーブル「PCI Express Extender Cable」シリーズを用意する必要がある。長さは300/600/1,000mmの3種類がラインナップされており、構成パーツに合わせてチョイスすればいい。なお発売当時(2017年4月)の市場想定売価は税抜7,980~11,980円前後だった。
固定方法に特別な作業は必要とせず、縦に並んだ2つの拡張スロットに、グラフィックスカードをハンドスクリューで固定。垂直配置用に搭載済みのステイにライザーケーブルを固定し、マザーボード側の拡張スロットに接続する。オリジナルVGAクーラーを正面に見据える事で、強化ガラス製サイドパネルの存在価値を最大限に発揮できる。
背面にネジ留めされている垂直配置用ステイ。搭載テストには奥行き298mmのグラフィックスカードを用意。HDDケージまでの空きスペースは実測約50mmで、ガード長を気にする必要はなさそうだ |
次に通常の水平配置でも搭載を試みる。垂直/水平を問わず、HDDケージまでの距離は同様。ちなみにグラフィックスカード有効スペースの公称値は、HDDケージ非搭載時で最大410mm。HDDケージ搭載時は実測で約350mmだった。
一般的な水平配置。垂直配置同様、拡張ブラケットの固定方法はハンドスクリューを使用する |
電源ユニットの搭載テストには、現在Thermaltakeの最上位に位置する80PLUS TITANIUM認証モデル「Toughpower iRGB PLUS 1250W Titanium」(型番:PS-TPI-1250DPCTXX-T)をチョイスした。1,680万色LEDイルミネーション対応電源ユニットで、12個のLEDを個別に設定できるデジタル制御に対応。ハードウェア面だけでなく、見た目にも主張の強いハイエンドPSUだ。なお奥行きは200mmと長く、PCケースを選ぶ点が泣き所だが、「VIEW 71 TG」は奥行き220mmまでサポート。問題なくマウントができる計算だ。
奥行き200mmの「Toughpower iRGB PLUS 1250W Titanium」を実装。公称220mmまでのサポートと開示されているものの、隣接するHDDケージまでの距離は実測で約140mmほどの余裕がある |
次はストレージの搭載に着手してみよう。モデル特有の搭載方法は採用されておらず、マニュアルが無くても作業ができる。つまり詳細な解説は不要だが、搭載可能箇所全てに実装を試みているので、気になる箇所は事前にチェックしてほしい。
右サイドパネル側の前寄り上下に3.5インチHDDをマウント。ケーブルマネジメントからコネクタは下向きに設置 | CPUクーラーカットアウト下には、2.5インチSSDを2台並べてマウント。こちらもコネクタは下向きに固定している |
上下2段のHDDケージに3.5インチHDDと2.5インチSSDをマウント。通常よく見かける両サイドのピンが無いため、3.5インチHDDの固定もインチネジでガッチリネジ留めする |