エルミタ的「編集部で使ってみた」番外編
2017.10.25 更新
文:360度カメラライター 西條 結城
撮影した360度画像にさまざまな「初音ミク」を合成して編集できる専用アプリ「THETA MIKU」は、App Store及びGoogle Playから入手できる。アプリをダウンロードすればサンプル画像で操作方法が体験できるようになっている。
なお他のTHETAで撮影した画像を読み込んでも編集はできず、「RICOH THETA SC Type HATSUNE MIKU」で撮影した画像のみを編集できる仕組み。
これが良くできており、本格的な合成アプリとして完成している。ポーズや表情の多さに加えて、3Dモデルを360度自由に回転して配置が可能。3Dモデルは髪の毛のみタッチ(別のエディット画面で首の方向も移動可能)することで自由に動かすこともできる。さらにエフェクトのライトから、影の向きや濃さ、キャラクターの明るさを調整すれば、自然な合成が可能。エフェクトのマスクや3Dマスクを駆使すれば、背景に溶け込んだ合成ができるのだ。
撮影した画像を専用アプリTHETA MIKUで読み込む |
キャラクターを配置したい方向を選択する | キャラクターを配置したい位置、大きさ、向き、角度を決定する |
メニューからポーズ、表情、選択して、細かい設定を行う | エフェクトのマスクやライトを使い細かい作り込みをする |
編集した画像を保存、SNSでシェアすることができる | 利用できる「初音ミク」は3タイプ(1つはシークレット) |
利用できるポーズは約55種類 |
まゆ、目、くち、目線は細かく変更できる |
エフェクトのマスクでは、キャラクターの一部を消すことが可能で、合成に利用できる。エフェクトの画像ボカシでは、指定した背景の一部をボカスことができる | エフェクトのスタンプでは、15種類のスタンプを画像のすべてに重ねることができる。顔や映り込みを隠すことにも使える。エフェクトのライトでは、影の向きや濃さ、キャラクターの明るさを調整できる |