2つのモードを切り替えられる。ASRockおなじみの「インタラクティブUEFI」
「Z370 Taichi」に実装される制御プログラムは、ASRockおなじみの「インタラクティブUEFI」。基本情報に1画面でアクセスできるダッシュボード形式の簡易モード「Easy Mode」と、BIOSのような詳細設定ができる「Advanced Mode」の2種類のモードを備え、デザインは「Taichi」シリーズオリジナル仕様だ。なお基本機能は以前レビューをお届けした「X299 Taichi」と同じため詳細は譲り、今回はオーバークロック機能を中心に紹介いきたい。なお各項目や設定値はバージョンによって異なる可能性がある点には留意してほしい。
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ダッシュボード形式の簡易モード「Easy Mode」でも「CPU EZ OC」をクリックすればオーバークロックが可能
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「Advanced Mode」への切り替えは「F6キー」でシームレスに行うことができる
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UEFIには「Advanced Turbo」「Load Optimized CPU OC Settings」「Load Optimized GPU OC Settings」の3種類の簡易チューニング機能を搭載
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コア倍率やBCLKを設定する手動チューニングも可能
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BCLKは90MHzから1,000MHzまで幅広く設定できる
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「Voltage Configuration」では、CPU/GPUの各コアやメモリなどの電圧を細かく制御できる
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オーバークロックで冷却性能が不足する場合には、「FAN-Tastic Tuning」でファンの回転数を調整しよう
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DDR4-2666対応で、メモリ帯域は拡大
Coffee Lakeでは内蔵のメモリコントローラがアップデートされ、2,666MHz駆動のDDR4メモリに正式対応する。そこで、Kaby Lake世代の2,400MHz駆動から、どの程度メモリ帯域が拡大しているのか「Sandra 2017」を使い確認していこう。
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今回テストではネイティブ2,666MHz駆動のUMAX「DCDDR4-2666-16GB HS」を2組用意。動作クロックを2,400MHzと2,666MHzに設定して計測を行った
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「Z370 Taichi」と「DCDDR4-2666-16GB HS」の組み合わせでは、特別な設定を行うことなく2,666MHz駆動が可能だった
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メモリ帯域は2,400MHz駆動の28.11GB/secに対して、2,666MHz駆動では30.92GB/secにスコアが向上。その差は約11%で、ほぼクロックに準じたスコア。またレイテンシも約4%低減しており、Coffee Lakeを使うならぜひ2,666MHz駆動のメモリを用意したいところだ。