エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.609
2017.11.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
3枚のIntel 「600p」シリーズを使い、RAIDストレージの構築方法とそのパフォーマンスをチェックする |
NVMe SSDに対応するM.2スロットを3基搭載する「Z370 AORUS Gaming 7」。Intel Rapid Storage Technologyを使えば、高速なNVMe SSDによるRAIDストレージを構築できる。そこで今回は256GBのIntel「600p」シリーズを3枚用意し、その構築手順と気になるパフォーマンスをチェックしていこう。
まず「Easy Mode」の中段右にある「Intel Rapid Storage Tech」の機能を有効(ON)にして再起動 | 「Classic Mode」の「Peripherals」タブ→「SATA Controller(s)」にある「PCIe Storage Dev ON Port 9/17/21」の3つをすべて「RST Controlled」に変更 |
「Peripherals」タブ→「Intel(R) Rapid Storage Technology」から「Create RAID Volume」を選択 | 「RAID Level」を選択し、RAIDに組み込むドライブを選択してチェック(X)をつける |
使用するドライブにチェックを入れたら、「Create Volume」を選択。指定のボリュームが作成されていれば作業は完了だ |
OSの起動ドライブでなければWindowsユーティリティ「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」でもRAIDボリュームの作成・削除が可能 |
Intel「600p」単体時の「CrystalDiskMark 5.2.2」スコア | RAID 0構築時の「CrystalDiskMark 5.2.2」スコア |
RAID 1構築時の「CrystalDiskMark 5.2.2」スコア | RAID 5構築時の「CrystalDiskMark 5.2.2」スコア |
LGA1151プラットフォームでは、M.2スロットはいずれもチップセット接続のため、CPU/チップセット間のDMI3.0がボトルネックとなり、転送速度は最高でも3,200MB/sec前後で頭打ち。とは言え、SATA3.0(6Gbps)とは一線を画すパフォーマンスを発揮する。特にRAID 5はSSDが3台必要になるが、容量低下を最小限に抑えつつ、転送速度と信頼性を兼ね備えたストレージを構築できるのでオススメだ。