エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.610
2017.11.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
多くの機能を備えたTITANIUM認証電源の「MaxTytan」、その安定性はさてどの程度だろうか。ちなみに「EDT1250EWT」は背面に「Wattage Meter」があるため、消費電力のチェックが容易だ |
さて、「MaxTytan」を内外から観察したところで、実際にシリーズの1250Wモデル「EDT1250EWT」を組み込んでの実働テストに移っていこう。テストにあたっては、CPUにIntel Core i7-7700K、グラフィックスカードにはColorful製のNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiグラフィックス「iGame GTX1080Ti Vulcan AD」を用意し、標準的なハイエンド構成での検証を行った。なお、その他の環境については下記の表を参照のこと。
まず最初の動作テストには、定番のストレステスト「OCCT 4.4.2」をチョイス。CPUとGPUの両方に最高レベルの負荷をかける「PowerSupplyTest」を実行し、高負荷時における「MaxTytan」の挙動を確かめる。なお、背面の「Wattage Meter」をチェックしたところ、消費電力は358Wと余裕があった。
「OCCT 4.4.2:PowerSupplyTest」による各電圧の変化 |
「OCCT 4.4.2:PowerSupplyTest」による各電圧の最大/最小/平均値 |
テストを30分間動作させた際の挙動は、大きな変動もなく波形もフラットで安定していた。+12Vの最大最小値の差はわずか0.096Vと小さく、平均値との差も0.017Vに収まっていることから、常に最大出力付近に張り付いていることが分かる。また、+3.3Vと+5Vは常に定格以上であり、波形も非常に安定していた。