エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.613
2017.11.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは編集部に届けられた評価サンプルを画像でチェックしていこう。CPUソケットはコンタクトピン数4,094本のSocket SP3。Ryzen ThreadripperのSocket TR4と電気信号的な互換性はないものの、物理形状やキャリアフレームを使用する取り付け方法は同様。固定用のネジ穴の位置も変わらず、CPUクーラーも基本的には同じものを利用することができる。
AMDプラットフォームでは珍しいLGA方式のSocket SP3。CPU装着時にピンに触れないよう、作業は慎重に行いたい |
ピン折れのリスクを最小限に抑えるため、Ryzen Threadripper同様、キャリアフレームにCPUを差し込み固定する |
金属製のカバーを固定するトルクスネジは、締める(緩める)順番が記載されている。その通りに作業をすれば、特に難しいことはない |
24時間365日の常時稼働が基本となるサーバー製品では、コンシューマ向けよりはるかに高いレベルの安定性が求められる。そこで「MZ31-AR0」のCPU用電源回路には、高耐久なフェライトコアチョークや固体コンデンサ、高効率・低発熱なIR製PowIRstageなど、サーバーグレードの高品質コンポーネントを採用。さらにCPUが必要とする電力を正確かつ迅速に供給できるデジタルPWMを組み合わせた、デジタル電源回路を搭載する。
CPUソケット下に配置された6フェーズの電源回路。デジタルPWMコントローラはIR「IR35201」で、MOSFETにはドライバICを統合したIR「PowIRstage」こと「IR3555M」を採用 |
CPUソケット上にも2フェーズの電源回路を搭載。デジタルPWMコントローラはIR「IR35204」を採用する |
電源コネクタはATX 24pinに加え、CPU 8pin×2を搭載し、電力供給能力を高めている |