エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.615
2017.11.25 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
外観からエアフロー周りを見ただけでも、これまで培われた技術とアイデアの集大成といった感の「ZOTAC MAGNUS ER5」シリーズ。ここからは外装パネルやフレームなどを可能な限り取り外し、内部構造やCPU冷却クーラーなど、興味が尽きない内部構造を見ていこう。
まずはベアボーン「ZBOX MAGNUS ER5」シリーズの基本となるストレージベイとメモリスロット部を見ていこう。いずれもアクセスは容易で、PC自作未経験者でも特別なスキルを必要とせず組み込みができる。
ストレージベイとメモリスロットへアクセスするには、ボトムパネルを外す必要がある |
カバーはゴム足兼用のネジを取り外すだけで取り外すことができる |
ボトムのカバーを持ち上げれば、ストレージベイとメモリスロットが見える |
カバー裏面は色的に銅板に見えるが、残念ながらプラスチック製。4辺の吸気スリット口には、メッシュパネルを備え、内部へのホコリの侵入を抑えている |
組み立て済みの「ZBOX MAGNUS ER51070 Windows 10 Home」では120GB M.2 SSDと1TB HDD、8GBメモリがあらかじめ搭載されている |
M.2スロットに、Phison「PS3111-S11」を採用したSATA3.0接続の120GB SSDを搭載 | 1TB HDDは、Seagate製2.5インチ7mm厚のBarraCudaシリーズ「ST1000LM048」 |
メモリは8GBを1枚のみ搭載。もう1枚8GBを追加して、計16GBのデュアルチャンネル動作にしたいところだ |
2.5インチHDD/SSDは付属のマウンターで固定する仕組み。本体とは1本のネジで固定されていた |
このモデルは2242タイプのM.2 SSDが採用されているものの、スロット自体はM.2 SSD標準の2280に対応 | メモリは容量16GBのDDR4-SODIMM×2枚による32GBまでサポート |
CPUソケットの裏面に位置する箇所には、金属プレートと冷却ファンが実装されている |