エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.616
2017.12.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「X299 Taichi XE」が最も注力している電源回路。最大出力は従来モデルの720A/1,300Wと同様ながら、補助電源コネクタは8pin×1から8pin×2に変更。さらにヒートパイプで連結された2ブロック構成の「XXLアルミニウム合金製ヒートシンク」により、冷却性能と安定性を向上させた。なおフェーズごとの電流と発熱をチェックし、出力を最適化できる「Smart Power Stage」対応MOSFET「Dr.MOS」や、通常の3倍の飽和電流を誇る「Premium 65A Power Choke」、最低12,000時間の製品寿命を誇る「Nichicon 12K Black Caps」による高品質設計は従来通りだ。
CPUソケットは2レバー方式のLGA2066。メインストリーム向けLGA1151よりピン数が多いため、CPUの取り付け作業は慎重に行いたい |
CPUソケット上部に配置された13フェーズ電源回路。MOSFETは高効率・低発熱な「Dr.MOS」で、チョークコイルは「Premium 65A Power Choke」を採用する |
φ6mmのヒートパイプで連結された、2ブロック構成のアルミニウム製ヒートシンク。冷却性能については後半のテストセッションで明らかにする |
基板裏面には6基のフェーズダブラーIntersil「ISL6617」を搭載 |
チップセットはCore Xシリーズ専用Intel X299のワンチップ構成。ヒートシンクは「Taichi」シリーズおなじみの“ギア”をモチーフにしたメタル製で、チップセットの周辺にはASRock「RGB LED」制御に対応するフルカラーLEDが実装されている。
「Taichi」シリーズのシンボル“ギア”をモチーフにしたメタル製ヒートシンクは2本のネジで基板に固定 |
製造プロセスは22nm、消費電力6WのIntel X299チップセット。周囲をぐるりと囲むように計15個のRGB LEDが配置されている |