エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.616
2017.12.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
4セットの2oz銅層を含む高品質な8層基板を採用する「X299 Taichi XE」。メモリ信号の安定化と優れた放熱性能により、最大4,400MHzの高クロックメモリに対応する。また4本のメモリ帯域をまとめるクアッドチャネルもサポートされ、コンシューマ向けプラットフォームでは最高峰のメモリ帯域を可能とした。さらにメモリスロットピンには、腐食に強い15μ金メッキを施すことで、安定性・信頼性を高めている。
CPUソケットの左右に各4本、計8本のメモリスロットを搭載。いずれもスロットピンは15μの金メッキ仕様 |
メモリスロットには左右にそれぞれ2フェーズの電源回路を搭載 |
UEFIには1,200MHzから4,400MHzまでのメモリクロックが登録されていた |
ストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×10と、帯域幅32Gbpsの「Ultra M.2」×3を搭載。「Ultra M.2」の内2つはIntel X299に、残り1つはCPUに接続され、チップセットスロットは、Intel Rapid Storage Technologyの「PCIe Storage Remapping」機能に対応する。さらにRAIDやストレージキャッシュIntel Optane Memoryをサポートする。
CPUのPCI-Express3.0レーンに接続された上段の「Ultra M.2」。フォームファクタはM.2 2280で、他のスロットに比べて背の高いコネクタを採用する |
中段と下段の「Ultra M.2」スロットはチップセットのIntel X299に接続 |
中段の「Ultra M.2」スロットはM.2 22110のロングタイプのSSDに対応 | 下段の「Ultra M.2」スロットは上段と同じM.2 2280までの対応 |
UEFIを確認。上段はCPU接続のため「RST Pci Storage Remapping」の機能が利用できない。もちろんIntel Optane Memoryも非対応なので注意しよう |
SATA3.0(6Gbps)ポートはチップセット接続の8ポートとASMedia「ASM1061」による2ポートの計10ポート。なお後者にはシルク印刷のポート番号に“A”の文字が追加されているので簡単に判別できる |