エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.616
2017.12.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
構築したRAIDドライブは「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー・エンタープライズ」で確認できる |
SSD単体時の「CrystalDiskMark 6.0.0」の結果 | Intel VROC(2台)「CrystalDiskMark 6.0.0」の結果 |
Intel VROC(3台)「CrystalDiskMark 6.0.0」の結果 | IRST(2台)「CrystalDiskMark 6.0.0」の結果 |
チップセット経由のIRSTは、複数台のSSDを搭載した場合でも3.2GB/sec前後で転送速度が頭打ちになるのに対し、Intel VROCは接続台数に従ってリニアに転送速度が向上。3台搭載時にはシーケンシャル読込は4.6GB/secを超えるパフォーマンスを発揮する。やや条件は厳しいものの、高速なストレージを扱いたい場合には魅力的な機能と言えるだろう。ただし、2台のSSDによるRAID 0ではボトルネックの影響は軽微。SSDを選ばず利用できるIRSTがオススメだ。
なおIntel VROCのRAIDシステムにOSをインストールしたい場合には、基本的に1枚のボード上に4枚のSSDを実装できる「Add-In Card」が必要になる。ASRockからは純正品は販売されていないが、担当者によれば「製品化を検討している」とのことだ。
1つのVMD上に複数のSSDを搭載する場合は「Add-In Card」を使用する | 今回は機材の関係で3台のSSDだが、いずれもVMD0上に実装されていることが確認できる |
同一VMD上にあるSSDでRAIDを構築すればOSのインストールが可能になる |
システムドライブとして使用してもほとんど性能に違いは見られなかった |